質の良い睡眠で人生は決まる!
毎日8時間寝ているのに、疲れがとれない人もいれば、
忙しくて今日は3時間しか眠っていないという人でも、
すばらしいパフォーマンスを上げる人もいます。
質の良い睡眠のためには、
睡眠時間が一番重要なのではなさそうです。
いったい質のよい睡眠とは何なのか、質の良い睡眠を得るための条件とメリット、
そして睡眠不足による悪影響までお話しします。
こんにちは。
忙しいあなたのための究極の健康法『すごい睡眠』
ディープスリープケア*スペシャリストのおかざきゆうこです。
人は人生の3分の1を『睡眠』で過ごしているのだそうです。
たかが「眠り」、されど「眠り」
そもそもなぜ私たちは眠るのでしょうか?
Contents
睡眠はなぜ必要なの?
生まれた時からのあたりまえでのことすぎて、
睡眠についてよく考えたことはないという方も多いかもしれません。
睡眠中には、ただ体を休めるだけではなく、
心身の修復や記憶の整理をしています。
まず体は、眠っている間にさまざまなホルモンを分泌し、
疲れをとり、傷んだ部分を修復します。
また、日中に見たことや学習したことを脳に定着させたり、
整理したりするのも睡眠の効果です。
つまり、睡眠は心身の休息とメンテナンスのためにあるのです。
最近の研究では、
頭部に弱い電流をゆっくりとした周波数で流し、深いノンレム睡眠を人工的に増やすと
睡眠前に学習したことをよく覚えるようになることや、
レム睡眠量と運動技能の向上とが相関することが明らかになってきました。
眠ることには、単なる休息というより、
もっと能動的な機能もあるようです。
では、質の良い睡眠っていったい何?
「睡眠は量より質」
「睡眠の質を高めましょう」
という言葉は、あなたも聞いたことがあるでしょう。
では、質の良い睡眠とはいったいどういう睡眠なのかというと
よくわからない方も多いのではないでしょうか。
質の良い睡眠とは、以下の条件が全て揃っている睡眠のことです。
眠ろうと布団に入ってから15分前後でスムーズに眠りに落ちる眠りに落ちた後、最初の深い睡眠(ノンレム睡眠)が最も深く、最適な長さがとれている浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)のバランスが良い目覚めがスッキリして満足感がある
もう少し詳しくお話ししますね。
質の良い睡眠① 15分前後でスムーズに眠りに落ちる睡眠
私は「布団に入ったらすぐに眠れる」から、睡眠に問題はないわ。
実はこれ、大きな勘違い!なのです!
「布団に入ったとたんにバタンキュー!」
「枕が変わってもどこでもすぐに寝れる!」
という言葉は、寝つきの悪い方にはうらやましく聞こえるかもしれません。
実は要注意!なのです。
質の良い睡眠がとれていないばかりか
疲れすぎて脳が悲鳴をあげている状態のあらわれなのです。
無呼吸症候群などの疾患が隠れている場合もあります。
本来は、15分前後かけてまどろみながらゆっくりと眠りに落ちていくのが理想。
質の良い睡眠にとって1番重要な
最初の深い睡眠に到達するためには、
入眠するまでのまどろむ時間がとても大切なのです。
質の良い睡眠② 最初の深い睡眠の質が良い睡眠
深い睡眠のあいだに、脳とカラダは
ホルモンのはたらきによって疲れがとれ、
傷んだ部分が修復されます。
中でも、成長ホルモン(グロースホルモン)は最初の深い睡眠で
一晩の眠りのうちの70〜80%にあたる量が出るのだそうです。
成長ホルモンというと、子どもの成長のためというイメージがありますが、
・細胞の成長、新陳代謝促進
・皮膚の柔軟性の促進
・アンチエイジング
など、大人女子にとっても
たっぷりしっかり分泌させたいホルモンなのです。
また、深い眠りに入るということは
副交感神経(リラックススイッチ)優位の状態がしっかりとれる
ということなのです。
このしっかりとれるということで、
自律神経のバランスがとれ
不調(頭痛、肩こり、冷え、イライラ、うつ)が改善されるのです。
さらに、この最初の深い睡眠をどうとるかによって
次に現れてくる
レム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)の
サイクルバランスが決まってくるのです。
質の良い睡眠③ レム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)のバランスが良い睡眠
睡眠にはレム睡眠と、ノンレム睡眠の2種類があります。
レム睡眠のレムとは、
Rapid Eye Movementの頭文字で「急速眼球運動」を意味します。
レム睡眠:
・全身の筋肉の緊張はゆるみ、非常にカラダがリラックスした状態になる。
・脳は活発に動いており、エピソード記憶(いつどこで何をしたか)が固定される。
ノンレム睡眠:
・脳の活動量は、1日の中で最も最低。
・イヤな記憶やムダな記憶を消去する。
・カラダで覚える記憶(楽器の演奏やスポーツ技能など)を定着する。
最初の深い睡眠さえとればよい印象を受けるかもしれませんが、
実はそうでもないのです。
カラダと脳の休息、記憶の定着など、
それぞれの役割を果たしており、どちらも重要なのです。
また、眠りにつくと、最初に深いノンレム睡眠があらわれ、
その後は浅いレム睡眠と、深いノンレム睡眠が繰り返されていきます。
深いノンレム睡眠開始から浅いレム睡眠終了までの周期は「睡眠サイクル」と呼ばれ、
このサイクルを一晩に4〜5回ほど繰り返します。
健康な人の場合、朝起きる時間になるにつれてレム睡眠の時間は長くなります。
このサイクルの中で、
必要な記憶の定着と
イヤなことや不要なことは忘れるという
記憶の整理がされていくのです。
また、このサイクルによって、
朝に起きる時間へと
脳のウォーミングアップもしているのです。
質の良い睡眠で、どんなメリットがあるの?
質の良い睡眠をとると、結局どんなメリットがあるのでしょうか。
まとめてみました。
疲れがとれる
脳がクリアになる
集中力が高まる
記憶を定着させる
脂肪の分解・痩せやすいカラダになる
美肌・美髪・アンチエイジング
免疫力が高まる
ストレスの緩和
たしかに、質の良い睡眠がとれれば
見える景色が変わりそうです。
では、もし睡眠の質が悪いとどうなるのでしょうか?
睡眠の質が悪い状態が続くと、どうなるの?
ちょっと怖いようですが、
睡眠の質が悪い状態(睡眠不足)が続くと
どのようなことが起こってくるのかも
まとめてみました。
- 集中力の低下によって、
仕事の効率が落ちたり、事故につながる - 精神的なストレスがたまり、
うつ状態からうつ病を発症する可能性が高まる - 疲れやすくなり、風邪をひきやすくなったり、
生活習慣病やさらに深刻なガンなどの病気のリスクが高まる。 - 食べなくても太りやすくなり、
肥満から深刻なメタボリックシンドロームへ陥る可能性が高まる。 - 老化がすすみ、年齢より老けてみられたり、
さらには認知症のリスクが高まる。
いかがでしょうか?
質の良い睡眠とは
「睡眠の効果を最大限にいかせる睡眠」と言えるでしょう。
人生の3分の1を過ごしている『睡眠』
寝る時間を削れば、
作業時間は増えるかもしれません。
しかし最終的には生きる時間と
本来のあなたの輝きを失うことにもなります。
同じ時間を過ごすなら
メリットを最大限に享受したいものですね。
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