「満月の夜は目がギラギラ冴えて眠れない、、、私ってオオカミ女なのかもしれないわ」
なんて冗談まじりにいう友人がいます。
実は、ふだんはスムーズに眠れる人でも
「満月の夜は寝つきが悪くなる」
「なんだか興奮して落ち着かない」
という人が2人に1人なのだそうです。
今回は、なぜ満月の夜は眠れないひとが多いのか、
その原因と対策とはについてお話しします。
こんにちは。
あなたのココロとカラダのお悩みを根本改善する究極の健康美容法
ナースYUKOの すごい睡眠 ディープスリープケアです。
「狼男」の物語をはじめ、
「犯罪件数が多くなる」
「出産が増える」など、
満月にまつわる噂のような話は1度は耳にしたことはあるでしょう。
これってただの偶然!?
実は近年、
スイスをはじめ、さまざまの国の研究によって
オオカミ女(男)でなくても!
私たち地球人は、
自分の気が付かない間に月の影響を受けている
ということがわかったのです。
目次
満月の夜は眠れない スイス他各国の研究チームが実証
スイスのバーゼル大学の生体リズムの研究チームの調査では
部屋から月は見えなかったにもかかわらず
満月の夜は眠りの質が落ちる傾向にあり、
睡眠時間は新月の夜に比べると
平均20分短くなるという結果がでたそうです。
満月と睡眠時間、睡眠の質の関係
人間は満月の4日ほど前から、睡眠時間が平均20分ほど短縮されるのだとか。
満月の日の脳波の分析によると、
満月の日にはノンレム睡眠(深い眠り)の約30%が削減される。
ようするに眠りが浅くなる=睡眠の質が悪くなるとの結果がでました。
満月と睡眠ホルモン(セロトニン)との関係
夜間の血液検査の結果、
満月が近づくにつれて、
睡眠に関係するセロトニンというホルモンの分泌量が、
減ることがわかりました。
ようするに、人間の体内には、
月のサイクルに合わせた体内時計がある
ということです。
今回の調査では、
ふだんは月をみあげることもない、
月の満ち欠けを意識することのない人にも
月が見えない窓のない部屋にいても、
天候が悪くて月のでない日でも
私たち地球人は、
自分の気が付かない間に月の影響を受けている
ということが証明されました。
ではなぜ満月の夜は眠りの質がわるくなるの?
なぜ満月の日は眠れなかったり、眠りが浅いのでしょうか。
実は満月の夜になぜ睡眠時間が減るのか、
その理由についてはまだ解明されていないのです。
“満月の明るさ”が原因で睡眠時間が短くなるのでは
という考えが主張されたこともあります。
それは、満月の夜は夜空の明るさが
半月の約25倍、新月の250倍もあるのだそうです。
確かに明るい中で寝ると睡眠の質が悪くなることはわかっています。
しかしこの説では、曇っていて月が空に見えない日や密室にいる人には影響ないはずですね。
また、夜行性の動物は夜に狩りをしますね。
満月の夜は明るく、月の光は獲物を見つけるのには最適です。
そんな夜行性の野獣たちから身を守るため、
昔から人間は満月の夜は眠りが浅くなったか、
もしくは眠らないようにして身を守っていたのではないか、
という説が今は一番有力です。
研究をすすめた結果、
特に海洋動物に顕著にその影響が現れているのだそうです。
今後は人間以外の動物を含めて今後研究を進めていくのだそう。
楽しみですね。
満月の夜は眠れない、、、その対策は?
満月の夜に眠りづらいのは病気ではありません。
地球に住んでいるあなたにとっては、
当たり前のことなのです。
ふだんはスムーズに眠れているのなら、
問題はありません。
いつもは睡眠を大切にすることを忘れているあなたも、
満月の今晩だけは
寝る2~3時間前に入浴でリラックスタイムをつくる
寝る前にスマホやテレビはやめて読書タイムにする
リラックスするアロマを香らせる
飲み物はノンカフェインのものにする
夕食は消化の良いものを早めの時間に摂る
などといったことを意識してみるとよいでしょう。
満月と眠りづらさの関係は、
偶然でも、思い込みでもないことが明らかになったのです。
どんなに科学が進歩しても、
自然の力の偉大さは
私たちのからだやこころそして脳に強い影響を及ぼすのです。
もしあなたが、
満月の影響を受けやすい。
けれども、すぐには習慣を変えられないというのなら
ハーブなど自然エネルギーの力をかりて、
質の良い睡眠へ半強制的にスイッチを入れることも大切です。